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2010年5月 1日 (土)

UTY-15の回路構成

Uty153_2

 真空管式/トランジスタ式を問わず、簡易型プリメイン型アンプに好んで用いられる回路構成は、パワーアンプ部をハイゲイン設計として、プリアンプ部を省略してしまう方式です。この方式のメリットは、信号通過系がプリアンプを通らない分だけシンプル化される結果、音の鮮度の老化が少ないという事です。SACDCDなどの信号源が理想のものあれば、この考え方に賛成ですが、CDよりも優れるSACDであっても、理想とは大きくかけはなれているのが実状です。したがって、プリアンプを通す事によって、より聞きやすい音/楽しい音を演出する方が良いと、上杉研究所では考えています。UTY15のプリアンプはECC83による1段構成NFとしており、14dB5倍)のゲインをもたせております。ボリュームコントローラーはプリアンプの出力側に設けているために、実用上のSN比が大幅に改善されています。したがって、高能率型スピーカーシステムと組合せてもSN比の面で問題を生ずる事はありません。パワーアンプ部は、高性能と高安定性を両立させたムラード型です。プリアンプ部のみならず、パワーアンプ部の初段と位相反転段のヒーターを直流点火とするという贅沢で手法により、優れたSN比を得ています。パワーステージにはプレート損失が30Wと非常に大きな6L6GCを使用し、これをウルトラリニア接続プッシュプル動作とし、高能率と高信頼性を両立させてします。6L6GCプッシュプル動作の場合、50W以上のパワーが取り出すことが出来ますが、UTY-15では20W+20Wと控え目な動作とし、信頼性と長寿命化を図っています。パワーステージのバイアス回路は、安定性の面で大変優れたセルフバイアス動作方式としており、1本の6L6GCに専用の1つのバイアス回路を設ける事により、高い信頼性を確保しています。ネガティブフィードバックは、出力端子から初段管のカソードに13dB掛けており、薄化粧をして音を整えています。出力には、16Ω3種類の端子を設けていますから、最新型のスピーカーからヴィンテージ物のスピーカーのすべてにベストマッチングいたします。パワーアンプの心臓部ともいえる電源部は、充分過ぎるほどの余裕度を持ったパワートランス、大容量コンデンサー、チョークコイルで構成しており、これがパワフルなサウンド/スケールの大きなサウンドの根源となっています。

電話...03-3253-2001...担当林 泰夫...Mail...hayashi@dynamicaudio.co.jp.

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