7F JazzPianistWeek.
一枚目はレコードではなくCDです、Robert Glasperというピアニストで私と歳も近いのです。彼の名前は他のアーティストへの参加アルバム等で数年前からちらほら目では見ていたのですが、実際曲を聴いたのは半年程前からで今はそれを随分後悔しています、行きたかったライブにも行けずじまい。ブルーノートと契約してすでに3枚のアルバムを出していますが写真は今年8月に出た3枚目の「Double Booked」。タイトル通り彼の持つ2つのバンド「トリオ」と「エクスペリメント」からの異なるアプローチを1枚のアルバムに落とし込んでいます、前半はトリオ、とにかく美しいメロディーと幅広い演奏を堪能出来るのですが派手すぎずシンプルすぎず時折難しいリズムに入りながらぐいぐい引き込んでくれます。後半のエクスペリメント、Rhodesやヴォコーダーを使いながらトリオとはまた違う世界へ入り、グルーブ感もこちらの方が強くフュージョン色も見えるのですがそれでもJazzという世界から脱線しきらないところが好きなんです。お勧めはエクスペリメント側Herbie Hancockの「Butterfly」、イントロからのリズムループとヴォコーダーの数十秒で一気にその引きずり込まれ、Rhodesが絡んでくるころには肩までひたひたに浸かることになりますよ、10曲目の「For you」のメロディーの美しさにも聴き惚れますが。現在LINN AKURATE DSとAmphion、Audio Machina CRMでじっくり楽しんでいるところです、実際の曲の魅力はどうぞフロアーにお越し頂いてお確かめ下さい。
DUBLE BOOKED/ROBERT GLASPER
(2009 BLUENOTE Records)
※来週末の試聴会、注目のブックシェルフスピーカーをお聴き下さい。
「LINNで聴くAudio Machina CRM」
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